2007年11月8日木曜日

Banjir Lumpur Panas(熱泥水の洪水)

この問題は日本のマスコミでもしばしば報道される様になったが、現地の状況に変化は無く、被害はさらに拡大し続けている。


補償問題はインドネシアの政界の事情も加わり、殆ど進展せず、こう着状態に陥っている。また、肝心の泥水の噴出がいつまで続くのか予想も出来ず、様々な方法が試されたが全く役に立たなかった。発生から1年以上たった今でも泥水は毎日10万~12万立方メーター程が噴出し続けている。

噴出の現場、被害地域は立ち入り禁止になっているが、今回この立ち入り禁止地域の1部の状況を見ることができた。自然の脅威、被害の状況に圧倒されるだけであった。



熱泥水の洪水1

熱泥水の洪水2

熱泥水の洪水3

熱泥水の洪水4

熱泥水の洪水5

熱泥水の洪水6

熱泥水の洪水7

熱泥水の洪水8

熱泥水の洪水9

熱泥水の洪水10

熱泥水の洪水11

熱泥水の洪水12

熱泥水の洪水13

熱泥水の洪水14

熱泥水の洪水15

熱泥水の洪水16

熱泥水の洪水17

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2007年10月19日金曜日

中部スラウェシ州モロワリ県ブンクーからの帰路

前回のブンクーへの往路の続編で今回は帰路を紹介する。

ブンクーでの原木の検品仕事を済ませ、7月14日の正午前に帰路に着く事にしたが、町には給油所が無く路上での瓶詰めガソリンを購入する事になった。
行きの道中の事もあり、先が思いやられる出発となった。結局中部スラウェシでは給油所にガソリンが無い状態が続き、州境を越えて南スラウェシに入るまで路上給油を余儀なくされた。山中の道は小さくでこぼこ、案内標識等も無く、テロ対策の検問所も多数ある。夜には雨も降り出し、無事に帰れるか心細い思いをしながらの帰路となった。車窓から見える風景、穏やかな人々、そして道中での食べ物等は都会では味わえない貴重な体験でもあった。


ブンクーの寝屋

ガソリン購入

バージ船への原木の積込み

パロポの海岸線

軒下で売られているガソリン

中部スラウェシの海岸線

中部スラウェシの高原地帯

昼食の焼き魚

途中の道

道端でのガソリン販売

道端での給油風景

道中で見かけたトラジャの村の入り口

入植者の家

舗装された国道

夕食の野生の鴨のから揚げ

路上でのカカオ豆の乾燥

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2007年10月9日火曜日

ヨーロッパ向け造作材

 従来世界有数の木材資源国として原木、製材品などの木材の原材料輸出国であったインドネシアの諸状況の変化により、現在では原木、製材品等の原材料の輸出は原則的に認められず、全て付加価値を付けた加工製品の輸出のみが認められている。

その状況変化に対応して、従来の床材デッキ材の製造に加え、弊社でも現地合弁にてパラピ、メンクランと呼ばれる、アオギリ科の木材とレッドメランチ(赤ラワン)の加工を開始し、ヨーロッパ向けの輸出を始めた。


 このパラピ材は薄ピンクからやや濃い目の赤色で色合い、加工性も良くそして比重も0.6程度でヨーロッパでは造作材として人気がある。


 今回はこのパラピ材の工場の様子を紹介する。現在はヨーロッパ向けのみの生産であるが、日本向けの注文加工、集成板等の製造も計画中である。



材料の入荷

乾燥

鉋掛け

巾決め

4面鉋済み

横切り

厚み決め

加工機(モルダー)

E4E

加工済み1

加工済み2

加工済み3

加工済み4

縦継ぎ用材料

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2007年9月21日金曜日

本物の鉄木

 インドネシアに現地名でカユブシと呼ばれる、非常に重く硬い木が有る。現地名を直訳すれば鉄の木、鉄木である。その名のとうりこの木はボルネオ鉄木として有名なウリン材よりも硬く、強く、重い正に鉄木であるが植生地域が限定され、製材加工が困難なため、中々市場に出回らない材である。今回この希少価値の木が密生する島が有り、そこの資源量の調査に加わった時の様子を紹介する。


出発地のバウバウの岸壁

出発準備

島へ向けて

島へ到着

ベースキャンプ地

キャンプ設営

キャンプ水場

ベースキャンプ

鉄木の立ち木

鉄木の樹皮

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