2007年9月21日金曜日

本物の鉄木

 インドネシアに現地名でカユブシと呼ばれる、非常に重く硬い木が有る。現地名を直訳すれば鉄の木、鉄木である。その名のとうりこの木はボルネオ鉄木として有名なウリン材よりも硬く、強く、重い正に鉄木であるが植生地域が限定され、製材加工が困難なため、中々市場に出回らない材である。今回この希少価値の木が密生する島が有り、そこの資源量の調査に加わった時の様子を紹介する。


出発地のバウバウの岸壁

出発準備

島へ向けて

島へ到着

ベースキャンプ地

キャンプ設営

キャンプ水場

ベースキャンプ

鉄木の立ち木

鉄木の樹皮

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2007年9月7日金曜日

中部スラウェシ州モロワリ県ブンクーへの旅

去った7月中旬、インドネシアで最も開発が進んでないと言われる中部スラウェシ州のモロワリ県のブンクー地区を車で訪れる機会があった。 スラウェシ島の中心地ウジュンパンダンより車をチャーターし午前11時出発、南スラウェシの海岸沿いを約200KM程北上し、その後、南スラウェシ州を横断する様にボネ湾へ向けて走り、中部スラウェシと州境の湖沿いの町ソアラコまでひた走り、夜中午前0時到着。

ソアラコには世界第2位のニッケルの生産高を誇るINCO社の大規模なニッケル鉱山の精錬所があり、ビジネス客が多いのか物価がかなり高い様に感じた。翌朝7時半湖を木造の渡し舟で車と供に対岸へ渡り、そこから、水田、ゴム園、パーム椰子園、トランスイミグラシ(国内開発移住者)の村々をとうり、午後2時頃やっと目的地のブンクーへ到着した。所要時間26時間、移動時間(車中)約19時間、移動距離約850Kmの非常に長い行程であった。ソアラコ以後の中部スラウェシの道路状況は非常に悪く、時速20-30Km程度の速度での移動を強いられた。今回はブンクーまでの道中の様子を紹介する。 帰りの行程は次回に。


南スラウェシの水田風景

ソアラコの町中

ソアラコの船着場

渡し舟に車を載せる

渡し舟の船上

精錬所の煙

対岸へ到着

渡し舟より車を下ろす

中部スラウェシの道

放棄された胡椒畑

ゴム園

ゴムの採取

パーム椰子園

バリ人の村

開拓村住居

ブンクーの町

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