2005年3月24日木曜日

中南米(エクアドル)の植林チーク

 チークは南北緯度16度までの熱帯アジアを始め、中南米、アフリカ地方に広く植林されているが、植林の当初の目的は地域によってかなり異なる。1960年代より中南米ではパーム椰子、コーヒー園、牧場などの囲い、境界として植林され始めた。これらがある程度成長した1990年代よりアジア向けに伐採利用されるようになった。現在ではブラジル、コスタリカ等で大規模な植林事業が始まり、その利用も注目されている。

写真はエクアドルのパーム椰子農園の周りに植えられた20-40年程度のチーク材様子及び輸出の模様である。現在、アフリカ、中南米の間伐材、そして手入れのされて無い小径木チークは現在殆どインドへ輸出されている。


40年チーク

パームヤシの囲い

輸出用チークの原木

集積所

チーク製材品

エクアドルチーク

人力による原木の積み込み

コンテナ積み込み1

コンテナ積み込み2

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2005年3月14日月曜日

ビルマチーク原木と製材品

 チークのもともとの原産地であるタイ、ミャンマー(ビルマ)では過年にチーク材の無計画な伐採が原因で現在では伐採の許可や、輸出許可が非常に厳しいのが現状である。現在では植林も多数あり、今日ではその間引き材である小径木が現地の家具材や建設用材として有効利用されたり、フローリング材としても輸出もある。もう10年もすると本格的なチーク材、直径が30cm以上の材がフローリングや家具材として計画的に輸出されるはずである。チーク材はなんといっても世界的な有用材のひとつであるし、東南アジアでは木材の成長が早いので30年から50年で計が立てられる。さすが中国の賢者はよく言いあてたものだ関心することしきりである。

先月、ちょっとした時期をみて急ぎ足でタイのビルマチークの製材品の商談と検品へ出かけた。読者もまだ写真のような材がたくさんタイ、ビルマにはあるのかと思うかもしれないが、さすがにこれぐらいの数量の材を確保している業者は普通ではあり得ない。この業者はここでも指おりの業者であり、ちゃんとした正規の業者である、ここの業者とはここ最近1年の付き合いであるが、お互いの計画性も折り合って計画的に分けていただいている。

今回は3月の下旬あたりに入荷予定であるので製材品のサイズ等、関心のある方はお気軽にご連絡ください。チークのドアや框、敷居、階段部材等のサイズが中心です。


ビルマチーク丸太

ビルマチーク丸太

ビルマチーク丸太

ビルマチーク丸太

チーク材

チーク材
 
チーク製材品

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2005年3月10日木曜日

もう一つのチーク材



チーク材は世界3大銘木の1つとして高級家具用材、化粧材、内部材としても重用されている高級木材である。近年は屋外用の高級ガーデンファニチャー用材としても多く用いられ、欧米を中心に広く普及している。一般的にチーク材産出国では、輸出用の選別材と国内市場向けの選別無しのローカル材に分けられている。インドネシアでは選別無しのチーク材を使った家具が盛んに作られ専門の市場がジャワ島のチーク材産地に多数ある。
今回は東ジャワで見かけたローカル用チーク家具の市場の様子を紹介する。価格は非常に安いが、気候変動の激しい日本、欧米等では乾燥等の面で色々な不都合が予想されるが中々味わいのある商品が多く見られた。


テレビ台1

テレビ台2

ベットボード

化粧台

椅子

飾り棚1

飾り棚2

飾り棚3

洋服タンス

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